Node-REDでGoogle spreadsheet からデータを取得したときの設定手順のメモ。
鶏頭で忘れっぽいのでメモ。

準備

その8 に従って準備済みであるものとする。

フローの作成

Google Sheetsノード

• パレットの「data」の下の「Sheets」をフローにドラッグ&ドロップ
• ドロップした「Google Sheets」をダブルクリック → 編集メニューが表示される
  • 必要ならNameにノード名を設定
    • 省略すると「Google Sheets」が表示される
  • Credentials で作成済みの認証情報を選択するか、「新規にgoogle-service-accountを追加…」を選択してその右の編集ボタンをクリック
    • 必要ならNameにノード名を設定(どれだか分からなくなりそうなので、名前を付けておくのがおススメ)
    • 「config」で「Copy/Paste JSON file」を選択
    • その下の「JSON」ができるので、その右の「…」をクリック
      • JSONエディタが開くので、上でダウンロードした認証情報の秘密鍵の中身をコピペ
      • 「完了」をクリック
    • 「Scopes」で「Sheets」をクリック
    • 「完了」をクリック
  • 「ID」に操作対象のスプレッドシートのIDを入力
  • 「Range」に使用するシート名とセル範囲(ここでは「BME280!a:zzz」としておく)
    • シート名だけでも良いはずだが、なぜかBME280というシート名はセル範囲と誤認されるようなので、セル範囲を追加しておく
      (シート名がセンサデータとかだどOKなのかな??)
      アルファベット3文字以下＋数字だとセル名と認識される仕様のような気がする。。。
    • Rangeのフォーマットはシート名!開始セル:終了セル
      • 開始セルと終了セルを両方省略することは可能(片方のみ省略は不可のよう)。
        この場合、シート全体が取得される。ただし、↑のように特定のシート名はダメかもしれない。
      • 開始セル/終了セルはカラム名と行番号で構成されるが、カラム名か行番号は省略可能。 たぶん、こんな感じ。
        • 開始カラム名を省略するとAが指定されたとみなす
        • 開始行番号を省略すると1が指定されたとみなす
        • 終了カラム名を省略すると最終カラム(zzz?)が指定されたとみなす
        • 終了行番号を省略すると最終行が指定されたとみなす
      • 大きな範囲を指定しても、以降空白セルであった場合は無視される(有効なデータがある範囲だけ読み込まれる)
  • 「Save」はよくわからんけど、とりあえず、msgを選択して「_sheet」にしておく
    • get dataのときはリード結果の生データが入るようだ
    • プロパティ名はシート名_開始セル_終了セル
    • globalに記録しておけば、キャッシュとして使用出来て、なんども同じデータを読まなくて済む、という使い方かな？

  • 「Action」に「Get Data」を選択し、その右は「By line」を選択

  • 「Labels」の「First line for labels」を選択しすると、outputの型がDictionaryになる。指定したセル範囲の開始カラム(シート全体の開始カラムではない)がキー名となる。
    選択しなければ、outputの型がArrayになる
  • 「Labels」の「First column for labels」を選択しすると、outputの各要素の型がDictionaryになる。指定したセル範囲の開始行(シート全体の開始行ではない)の内容がキー名となる。
    選択しなければ、outputの各要素の型がArrayになる

  • この２つ、なんか逆な気もするけど…

  • outputにリード結果が入る。とりあえず「msg」を選択し、「_output」にしておく 内容は「Labels」の設定内容によって変わる
  • 「完了」をクリック
• トリガとなるノードを入力側に接続
  • トリガノードはトリガイベントのみが必要で、入力データは何でも良い
• このノードの出力は何が出てくるのかよく分からんので、とりあえず2つともdebugノードを接続しておく
  • このデバッグノードの対象はmsg.payloadではなく、msgオブジェクト全体にしておいた方が色々確認しやすいのでおススメ
  • 上の出力に正常時の処理結果が出てくるらしい(エラー時はundefined))
  • 下の出力はエラー時の処理結果が出てくるらしい(正常時はundefined)
  • でも、エラー内容はGoogle Sheets ノードからメッセージが出る
• デプロイする

設定内容と取得内容の関係はよくワカランので、色々試してみてください。
現実的には、細かくデータを取得してどうこうするより、シート全体を取得して処理するような使い方になるのかな？？

実行

トリガとなるノードからトリガが入力されれば、スプレッドシートの内容が取得されるハズ。

このとき、Google Sheetsノードが"Missing VISEO Bot Maker key - Read the documentation."というメッセージを出力するが、これは単なるワーニングなので、気にしなくて良い(らしい)。

フローの例

秘密鍵の内容は入っていないので、別途入力すること
スプレッドシートのIDも削除してあるので、作成したスプレッドシートのIDを入力すること

[
    {
        "id": "5eb2475f.ea747",
        "type": "tab",
        "label": "spreadsheet_read",
        "disabled": false,
        "info": ""
    },
    {
        "id": "60d62f37.80a8a",
        "type": "inject",
        "z": "5eb2475f.ea747",
        "name": "",
        "topic": "",
        "payload": "true",
        "payloadType": "bool",
        "repeat": "",
        "crontab": "",
        "once": false,
        "onceDelay": 0.1,
        "x": 110,
        "y": 140,
        "wires": [
            [
                "bba510f2.5bb2d8"
            ]
        ]
    },
    {
        "id": "e183b4f0.c372f",
        "type": "debug",
        "z": "5eb2475f.ea747",
        "name": "",
        "active": true,
        "tosidebar": true,
        "console": false,
        "tostatus": false,
        "complete": "true",
        "targetType": "full",
        "x": 490,
        "y": 140,
        "wires": []
    },
    {
        "id": "37bd743e.1ca96c",
        "type": "debug",
        "z": "5eb2475f.ea747",
        "name": "",
        "active": true,
        "tosidebar": true,
        "console": false,
        "tostatus": false,
        "complete": "true",
        "targetType": "full",
        "x": 490,
        "y": 180,
        "wires": []
    },
    {
        "id": "bba510f2.5bb2d8",
        "type": "google-spreadsheet",
        "z": "5eb2475f.ea747",
        "name": "spreadsheet read",
        "auth": "9550e71e.d49b88",
        "sheet": "ナイショ 自分のシートのIDを書いてね",
        "range": "BME280!a:zzz",
        "method": "append",
        "direction": "line",
        "action": "get",
        "clear": false,
        "line": false,
        "column": true,
        "fields": "all",
        "save": "_sheet",
        "selfields": [
            ""
        ],
        "cell_l": "",
        "cell_c": "",
        "input": "",
        "output": "_output",
        "saveType": "msg",
        "inputType": "msg",
        "outputType": "msg",
        "sheetType": "str",
        "rangeType": "str",
        "cell_lType": "str",
        "cell_cType": "str",
        "x": 290,
        "y": 140,
        "wires": [
            [
                "e183b4f0.c372f"
            ],
            [
                "37bd743e.1ca96c"
            ]
        ]
    },
    {
        "id": "9550e71e.d49b88",
        "type": "google-service-account",
        "z": "",
        "name": "edior1@myproject3",
        "scope": [
            "https://www.googleapis.com/auth/spreadsheets"
        ],
        "way": "json",
        "check_dialogflow": "",
        "check_speech": ""
    }
]