PyPiからopenVINOをインストール

PyPiで配布されているopenVINOをインストールしたときのメモ

概要

openVINOを使いたいが、SDKをインストールするのは面倒というズボラさんのためのTips😅
NCS2を使うためのドライバをインストールするにはSDK必要だが(WSLだとそもそもNCS2は使えないけど)、CPUだけでさくっと使いたいときなんかは有効かな?
あと、SDKインストール済みだけど、別のバージョン試したいときとか。

対象はWindwos(試してないけど)、Ubuntu(x86_64 の 18.04、20.04)。(macOSも対象らしいけど使ったことないのでよーわからん😅)
Python は3.6、3.7、3.8
RasoberryPiは現在のところ対象外。

PyPiのページ

PyPiは以下にページがある。

ただし、現状はUbuntuでPython3.8を使用する場合は以下を使用(Ubuntu Python3.7は両方用意されているらしい)。

pythonモジュールのインストール

上記ページに記載された通りだが、大抵openCVも必要になるので、インストールしておく。
最近はopenCVもpipコマンドイッパツでインストールできるのでラクチン😊

# openVINOのインストール
pip install openvino
# またはこちら
# pip install openvino-ubuntu20

# openCVのインストール
pip install opencv-python

インストールすると、現状、以下のモジュールがインストールされる(ubuntuでpython3.7/3.8の場合)

numpy==1.20.1
opencv-python==4.5.1.48
openvino==2021.2
tbb==2020.3.254

実行前の準備

openVINOモジュールはLD_LIBRARY_PATHの設定が必要なので、 システムのpythonを使用するときは上記ページに記載された通りにLD_LIBRARY_PATHを設定する。
ただし、pyenvを使用している場合は、以下のように設定する。

export LD_LIBRARY_PATH=${LD_LIBRARY_PATH}:${PYENV_ROOT}/versions/`pyenv version-name`/lib

pyenvで環境を切り替えることを考えると、.bashrcで設定するより、スクリプト実行ラッパで設定した方が無難かも。